リトマス屋根の風景
Litmus Roofscape



密度の箱
Shade box
2010




Site: Fukuoka city,Japan
Program :Complex
Architect : KEI SASAKI
都市/建築空間の基本要素である「箱」を細分化し、それらを段階的に変化する開口でつなげていく。これを平面、断面に等価に適用することで、「密度の箱」は構成される。
開口の大きさに加え、壁、床の厚み、階高がグラデーショナルに変化させることで、小さく閉鎖的な空間から大きく開放的な空間まで流動的に展開する雲のようなボリュームが生まれる。
そこでは床・壁・天井のヒエラルキーは消失し、「箱」が魚群のように集まっては離れる。様々なアクティビティが、境界なく、流動的に干渉し合いながら成立している。
ここには過剰な計画は存在せず、確率分布的に場所が生まれては消える。
場所は提供されることはなく、発見される。